そして9月15日の練馬区議会・環境まちづくり委員会で旧日銀グランド跡地公園計画案が討議されました。添付図のように、前の案では多目的広場のど真ん中に描かれていた野球場が、現今のように道路(富士街道)の寄せられる案に変わって提案されました。外周に高く張り巡らす予定だった防球ネットは、1塁側、3塁側に延ばして設置するが、防球ネットも低目として、外野フェンスは設けない。景観に配慮しつつ、且つ歩行者がネット後ろを安全に通る事ができるようにしていたり、芝生も極力残す、となっています。 なお、この計画案は区議会・環境まちづくり委員会で9月20日に決定される予定だそうです。
SSFでは、多目的広場とすることに当初から全面的に賛成してきました。ただ、区資料にあった多目的広場(野球場)に異を唱えて、野球場化することに反対してきたのです。貴重な芝生広場をそのままに残しての開放ーー特に高齢者等と、幼児等がのびのびと過ごせる形にして欲しいと、区議会に陳情をしてきました。
その意味では、かなり改善されたと感じられます。しかし、問題はあります。それは①野球、サッカー、ラグビーは青少年向けか否か。②青少年向けとすれば、土・日曜、祝日と夏休み等に限定されるのか。③バードゴルフ等の団体利用はどうなるのか。④以上の利用日・利用時間帯以外は一般に自由開放されるのか否か。⑤それらを区民にPRするのか。⑥野球の場合は軟式なのか、硬式(リトルリーグ)も許されるのか……などがクリアーになっていません。
かつて区が主張したように「利用団体を制限した上での利用率でなく」、一般市民にも開放しての利用率を表して欲しい。むしら、団体利用を制限した利用法が公園本来のあり方だと思うのです。
皮肉な結果ですが、訪ねて懇談したお2人の区議のみが区提案に意見を言い、残りの区議は区にお任せスタイルのように感じました。
夜間は閉鎖管理
その他は、テニスコートが現在位置のまま7面、駐車場は有料で35台分、駐輪場は臨時に100台分を設置するとなっています。そして夜間閉鎖をし、クラブハウス、テニスコート保護、防犯から閉鎖管理するとしています。
ここにもいくつかの疑問があります。都立石神井公園と同じ管理法を取らないのはなぜでしょうか。都立でも、野球場等いくつかは閉鎖していますが、全体は24時間自由に出入りできます。クラブハウス、テニスコート、駐車場などは同様でいいと思います。しかし、出入り口を極端に制限し、閉鎖管理にする意図はなんなのでしょうか。区立と都立を区別する理由を良く説明をして欲しいと思います。
注文はありますが、区の提案が前進したのは評価したいと思っています。あと一歩の思いです(佐)。