2014年3月20日木曜日

松の風文化公園


 旧日銀グランド跡地の練馬区立の「松の風文化公園」が4月1日からオープンします。 
 この公園について、SSFでは2つの要望を練馬区に提出し、署名活動も行ないました。1つは区案の芝生広場を少年野球場にするな! と言うこと。 折角の広大な芝生グランドの真ん中をすっぽりとフェンスで囲って少年野球場化するなどお粗末な計画でした。 もう1つは、公園の24時間のオープン化でした。
 この署名活動を含む行動の結果は、1勝1敗。少年野球場化は撤回されました。バックネット左右両脇のオーバーフェンスはリニューアルがなりました。都立公園との境にある通路は広く、立派になりました。 これはこれでよかったのではないかと思います。 全体的には明るい雰囲気になったように見えます。 24時間のオープンはなりませんでした。 都立部分を考えると妙な感じです。
 一般オープンに先立って会場セレモニーが3月30日の午後から行なわれるそうです。

2014年3月9日日曜日

近況

 石神井公園に関しては、近々東部公園緑地事務所から昨年の石神井池
の水質調査の報告、それを今後どのように扱うかと言う様なことが聞かれる
ことになっています。
 SSFとしては26年度にこの2年に急増してきたブルーギル稚魚の捕獲に
乗り出すべく、準備を進めています。井の頭かんさつ会の田中さんと接触
して、いろんなことを勉強させてもらっています。3月中にこのことで東部事
務所に相談に行きたいと思います。
 今年は忙しくなりそうです。

―――佐藤英

2014年2月6日木曜日

井の頭池かいぼり隊2月1日、2日

  井の頭かいぼり隊の成果第2弾をお報せします。2月1日(土)、2日(日)分です。採取場所は七井橋丈量の井の頭池です。
  保護対象:マゴィ32、モツゴ254、ゲンゴロウブナ30ギンブナ94、ブナ1、二ゴイ1、ヌマチチブ655、テナガエビ377、ヌマエビ5、トウヨシノボリ7、ヨシノボリ類1、ナマズ22、ビワコオオナマズ1、ウナギ3、ヤゴ類16、クサガメ3、スッポン3、計1524駆除対象:オオクチバス868、ブルーギル2165、ギギ58、ソウギョ1、色コイ3、カムルチー1、ワタカ1、アメリカザリガニ1、シナヌマエビ1、ミシシッピアカミミガメ3、計3093
  今回も駆除対象が67%と3分の2を占めています。バスとギルで全体の62%です。

  今後もかいぼり隊での採取は3月初めまで続きます。
  皆さんも是非井の頭池を訪ねてみてください。


―――SSF.佐藤英

SSF近況報告

幾つかご報告致します。

(1) 昨年10月から再開した「石神井川・上石神井アパート付近の川づくり懇談会」(東京都第四建設事務所主催)で、1月28日に一応の結論が出ました。下の2枚の絵のような形で今後進められます。詳しく聞きたい方には個別にお答えします。


(2) 昨年10月から井の頭かいぼり隊に参加して来ました。12月までは講習と簡単な実習。1月末から2月にかけての土日など、計5日間かいぼり隊に参加。池に入って魚取りしたのは3回、あとは普及啓発でした。その様子などはテレビ・新聞で数多く報道されております。かなり正確な内容だったと思います。前半(1月25日,26日)だけでも捕獲数は8700匹余り。コイやナマズ、ソウギョ、ハクレンなどの大型魚150尾。コイは大型が多かったのですが、数は予想以上に少なかったと思います。保護された在来種ではモツゴ194、ゲンゴロウブナ159、ギンブナ27、ヌマチチブ1583、テナガエビ800、スジエビ3、トウヨシノボリ13、クサガメ11、石亀3、スッポン5、など。 駆除対象は、オオクチバス268、ブルーギル5292、ギギ77、アオウオ14、ソウギョ5、ハクレン3、ターナー類(北米産カメ)2、ミシシッピアカミミガメ7、など。 駆除対象が7割近くを占めていました。中でもブルーギルが圧倒的でした。 この内、体長30㎜以内のものが約5200尾です。いわゆる稚魚段階のもので、ヘドロの中から網ですくい取る、石垣等の・u樞イ屬涼罎・蘢匹そ个靴栃瓩泙┐襪茲Δ幣・屬任靴拭・靴・發海Δ靴進甞雄邏箸亮損楸莪茲眩澗里・蕕垢譴个瓦・造蕕譴身楼呂世辰燭隼廚い泙后・・w)2月1日(土)には、体長98cmの巨大ナマズの捕獲を見ました。おとなしく捕獲されました。こんな大物もいるんですね。まさに池の主的存在です。
  ブルーギルは恐るべき相手です。井の頭ではかいぼりは27年度、29年度と計3回行われることになったおります。今回はPR効果も含めてそれなりの成果はあったと思います。繰り返すことによって、稚魚段階で捕獲を繰り返することで効果は期待できそうだと思います。ただ、今回は弁天池が護岸が弱く対象外になっていたこと、ヘドロは日干しのみで除去をしない、また、水草を増やす具体的な策がない、等の欠点があり、今後の課題です。
  こうした経過があり、残念ながら石神井池でのかいぼりは実現のめどが全く立っておりません。しかし、かいぼりの必要性は周知されつつあり、”井の頭モデル”モデルとして成功すればやがて……、と思っております。














(3) 昨年6月から石神井池で行われた植物等を使った水質浄化実験の報告はまだのようです。しかし、この際に行われた魚の捕獲では、大量のブルーギルの稚魚がありました(ALWAYS』9号で既報)。 石神井池でブルーギルが跋扈するのは時間の問題です。それらは石神井川に進出してくることは十二分に想像されます。
  そこでSSFとして『ブルーギル・バスター隊』を発足させたいと意気込んでいます。特定外来種指定なので、「園内に持ち込めない・持ち出せない」という法的な縛りがあります。
  そこで井の頭かんさつ会などの先達に学びながら、準備を始めていります。ブルーギルやブラックバスの害の恐ろしさ、その習性や捕獲方法、バスターズ(駆除隊)の組織づくり、公園の許可申請、活動資金の確保など、これまた課題の山積みですが、今やらずして何をやるか! の思いです。具体的に動きたいと思います。
  公園への申請は年度内に行う予定で準備しています。ブルーギル・バスターズは具体的には産卵・孵化する夏ごろから開始できないかと思っております。高校生や大学生と女性陣に呼びかけて人材を確保したい、と思っています。そして体制を整えて月1回程度の調査捕獲(捕獲したものを分類して在来種は池の戻す)を実施したい……。その思いです。応援できる方の紹介、参加の呼びかけ、アイデアなど何でもよいですから、これと言った知恵を出して下さい。良いもの、可能なものは出来るだけ取り組んでいきたいと思います。

ーーーSSF/佐藤英